日本のTVが本当につまらなくなった理由

Blog

率直に結論から言うと、面白くないからである。いや、もっと正確に言うと面白いものがほかに出来たのである。そしてそっちにみんなが寄っていっただけの話である。昔はまずテレビが貴重で高級扱いだった。TVに出る人たちはみなスペシャルだった。芸に優れ、歌なり芝居なりと”人様に見ていただいてる“感があってそこに居る人たちはみなまるで違う世界に住んでいる人たちのように遠い遠い存在だった。

今日では本当に変わってしまった。なんせ、日本のTVタレント達の度重なる犯罪が毎日芸能ニュースとなり、また犯罪まではいかないが不倫だの、降板だのと騒がれている、番組によってはやらせ、いじめなどわざと”嘘”を作り本当のように見せる番組が増えたことなど、そういう人々の集まりに大体何のスペシャリティがあるのだろうか?随分と芸能人たちの質が落ちたようにも思える。

もちろん本物の人たちも多い。自分の芸に磨くことに一心となり集中している。だから、ばかげたことはしないし犯罪もしない。調子に乗って羽目を外したり大金を使って違法物を購入したりもしない。当たり前のことしかしない。

今やテレビに出る人間以外にもSNSやインターネットを使った多くの人々が主役だ。曲もつくれるし歌も披露できる。動画の中でダンスを披露し、またエンターテインメントのみならず教育、スポーツ、ゲーム、書籍、映画、ビジネス、ほとんどなんでも自分たちで出来るようになってしまった。自分たちで構成し、企画し、演出し、撮影し、音響効果を使い、編集して世界中という世にボタン一つでその作品が即座に出せる。ますますテレビの中の人物たちのスペシャリティはなくなるわけだ。この状態がもう20年以上も続いている。最近は更にこの流れに乗って、本来ならばテレビの中で芸を磨く人間がテレビを去って一般人のすることの中に飛び込んで来たではないか。“プロは使用禁止”ではないにしてもテレビの中の世界を憧れ始めた人間が即座にその方向性を変更してしまう。暗に憧れて入っただろう芸能界に1秒で背中を向ける。今やSNSのほうで新たなビジネスができ、億を稼いでいる若者が多いではないか。

さて今後、テレビはどうなるのだろうか。もうブラウン管を通してみなくて済む時代にまだ、その機材を使ってそのスペシャリティを伝えていけるのだろうか。

Comments

Copied title and URL