[今日のリサゼイトトピック] Long Life の忘れ物

日本では比較的女性の方が長生きをしている。今や80年人生はどこの国もほぼ同じだが、日本では人生100歳ともいわれている。私が子供の頃は60代がおじいちゃん、おばあちゃんと呼べれる年代とされていたのに、今やおじさん、おばさんである。もちろん自分がその年代に近づいて来たという理由もあるが70代はまだ若い、の時代である。

ITがますます発達・発展するのはいいのだが、生身の人間の高齢化に伴う様々な問題も膨らみつつある。日本は少子化だ。世界の人口が増えているにも関わらず、日本人口は下降気味だ。また、海外移住を希望する若者が増え、日本から出て働き生涯を海外で暮らしたい人が増えてきたりもしている。そうすると、やはり問題は高齢者の一人暮し増。夫婦ともども80歳を過ぎ、一緒に暮らしているならまだしも、増える離婚や、病死などによっておこる80代の一人暮らし。子供たちと暮らすことも難しく、同居できない状況の家庭も多い。耳がとおくなって行ったり、足が痛くなっていったりすると近所付き合いも億劫になったりするものだ。それだけではない。金銭トラブルや、犯罪に絡まれたり、孤立死も増えていくのである。悲しい。あまりにも残酷ではないだろうか?

もうそんな時代ではないけれど、昔は子供たちはみんなの子供たちだった。大人は自分の子でなくとも、叱り、間違いを起こせば注意し、”今日学校どうだった?””元気か?“などと声をかけていたものだ。もうそんな風潮はないに等しい。そんな大人たちが今70代80代となり、急激に変化する時代にあたかも取り残されたような孤独感、または孤立感を味合わなければいけないのはあまりにも残酷ではなかろうか?

自分の子供しか見ない親が増えた。自分さえ良ければいい、自分たちの親さえ幸せならいいという人間が増えた。私たちは自分のことで必死で、目上の人に対するRESPECTが薄らいで来ているようだ。多くの経営者や起業家たちが必死になってミリオネアになることだけに囚われているこの現代に何か忘れてはいないだろうか?

私の母親はわたしに一切のファーストフード、インスタントフード、そして”レンジでするだけ”フードを与えなかった。どんなに忙しくてもきっちりと3食の食事を作る人だった。そのおかげで私の体は強い骨としっかりとした内臓、たくましい肉で出来ている。それは歳を取るにつれてますます感じる感謝である。この体でいつまで健康でいられるかわからないが、ずっと健康でいられるとは限らない。もちろん個々の管理と教養や教育の持続も不可欠である。人はそれぞれの事情で年を取るにつれ様々なものをなくしていくものである。なくしたくないものは自分とかけがえのない人との関係で、そして高齢者に対する“配慮“。自分もいつかは通る道なのだから。他人でも関係ない心の持ち方をもっと意識するべき時なのではないだろうか。

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